臨床心理士のうたたね日記2017

臨床心理士です。日々のカウンセリングや日常で気づいたことを綴っています。

いじめる側には何が必要だろう?

スター機能が働かないので思いつくまま備忘録として書いています。

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まだまだ、いじめられる側への対応も十分とはいえないのでしょうが、いじめられる子への先生の配慮、スクールカウンセラーによる心のケアなど形ができてきたのではないかと思います。昨年は、いじめの件数の隠ぺいなどの問題もありましたが、今は学校も隠すことはできなくなっていますね。

 

いじめをどう防ぐかも考えなくてはいけないのですが、私が考えなくてはいけないと思う課題は、いじめる側への対応です。生徒指導はより厳しくなり、学級経営の在り方も問われ、名前の公表など行われるようになってきたと思いますが、いじめる側に対しては指導ばかりでなく、やはり心理面からのアプローチ、心のケアが必要でないかと考えるのです。

 

いじめる側も発達障害の可能性があって、きれやすかったり、物事のルールがわからない子もいるでしょう。

家庭内環境が著しく悪く、きちんとした養育を受けていないことも十分考えられます。躾のことばかりでなく、愛情不足、虐待の可能性もあるでしょう。

田舎に帰ったときにバイクを乗り回しておまわりさんにつかまっている高校生らしき2人の男子がいました。妹が「あの二人はああやっていつも相手してくれるおまわりさんを探しているのよ」と。非行してでも、おまわりさんでもかまってほしいこの子たちってどこかで間違えちゃったんでしょうね。

 

それから、支配的な親や過保護な親に育てられたがゆえに自己愛が傷つきやすくてきれやすい子もいると思うのです。

 

そういう意味でもいじめっ子への対応は指導とか、バツを与えるだけでなく、心のケア、家庭環境の改善、発達障害などの障害の早期の発見をしてほしいと願っています。(それをやっているところもあるようですが、まだ一部のようですね。)