Begin Again

臨床心理士です。気の向くまま、思いつくまま綴っています。

小金井刺傷 女子大生が意識回復

今日の記事は備忘録です。

 小金井刺傷事件の 女子大生が意識回復

 

 芸能活動をしていた女子大学生がファンの男に刺された事件で、意識不明の重体となっていた女子大学生が入院先の病院で7日までに意識を回復したことがわかった。

 

良かったです。私の周りでもストーカーにあって苦しんでいる人がいたので安心しました。

 この事件は先月21日、東京・小金井市のライブ会場前で芸能活動をしていた冨田真由さん(20)をナイフで刺し殺害しようとしたとして、ファンの岩埼友宏容疑者(27)が逮捕されたもの。

 冨田さんはナイフで首などを20カ所以上刺され意識不明の重体が続いていたが、関係者によると7日までに入院先の病院で意識を回復し、危篤状態を脱したという。

breaking-news.jp

 

 ストーカー事件について頻繁に取り扱っている深澤諭史弁護士はストーカー事件の加害者にこういう性格傾向がよく見られると言っていました。

twitter.com

この中で深澤弁護士が言っている傾向のパーソナリテイ障害は自己愛性パーソナリティー障害です。

 

自己愛性パーソナリテイ障害の診断基準は

アメリカ精神医学会DSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル)によって定まっています。以下に引用します。

誇大性(空想または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期までに始まり、種々の状況で明らかになる。


1. 自己の重要性に関する誇大な感覚(例:業績や才能を誇張する、十分な業績がないにもかかわらず優れていると認められることを期待する)

2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。

3. 自分が “特別” であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人たちに(または施設で)しか理解されない、または関係があるべきだ、と信じている。

4. 過剰な賞賛を求める。

5. 特権意識、つまり、特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。

6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。

7. 共感性の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。

8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。

9. 尊大で傲慢な行動、態度

上記のうち5つ(またはそれ以上)によって示されます。

 

岩埼友宏容疑者については、精神鑑定が行われるということですが、どんな鑑定結果になるのでしょう?深澤弁護士も言っていますが、ストーカーにも精神的な治療が必要だと思います。

何はともあれ、女子大生が意識を回復されてよかったです。