臨床心理士のうたたね日記2017

臨床心理士です。日々のカウンセリングや日常で気づいたことを綴っています。

私のトラウマケア「描画表出療法」

 

1.方法

新聞紙の上にクレヨンで自由に殴り書きするだけです。ただ、かなりenergyのいるワークなので時間には気を付けています。
ひとつのワーク20分から、30分ぐらいです。描かれたものに適宜カウンセラー側が介入していきます。思い込みを修正するなど積極的に言語で介入することもあります。
最初の苦しみ辛さなどを数字で表してもらい(例えば100とか)、ほとんど0になるところを目指します。

2.治療の対象となるもの

いじめ(無視。悪口、暴言、ときに暴力など)
ハラスメント(今までは、パワハラ被害のPTSDが多かったです。ブラック企業PTSDなども)
大切な人やペットを失った傷つき、悲しみ
交通事故のPTSD
家族との関係における傷つき
新しい仕事へのパニック、不安
苦手な人への感じ方
睡眠障害
リストカット
職場のストレス
漠然とした不安、恐怖などです。

3、治療期間

(これまで治療を終了したものを目安として)
半年のいじめ   30分一回のワーク
3年間のいじめ  30分5回
1年半のハラスメントの後遺症  40分3回のワーク
大切な人を災害で失った悲しみ  30分一回
睡眠障害   個人差があります 30分一回から5回ぐらいまで
家族との関係における傷つきは、一番身近で長期間にわたって関わっているため、カウンセリング期間は長引く傾向があります

4.特徴

特徴のひとつは非常に短期間でカウンセリングが終了することが多いこと
もうひとつは、こういうことが具体的にあったなど内容がが明らかでなくても「なんか息苦しい」とか「頭がもやもやする」「頭が重い」とかでもカウンセリングの対象となることです

トラウマ治療の必要性についてはこちらをご参考にしてください。
NHKクローズアップ現代 トラウマ治療最前線


随時、治療の対象となるものなど追記して再掲する予定です

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